今夜、上司と恋します


「…佐久間さん、好きです」



私は顔を真っ赤にしながら、そう言った。



「俺も好きだ」



佐久間さんは私の後頭部に手を持っていくと、ぐいっと引っ張って一瞬で唇を奪った。


目をぱちくりとさせて、佐久間さんを食い入る様に見つめる。



「仕事中だというのに。あまりにも可愛いんで我慢出来なかった。
……続きは今夜だな」

「さ、佐久間さん」

「今日は俺の家に来るか」

「……っ」


そんな甘く囁かれたら、一気に頬が熱くなっていく。


初めての佐久間さんの家。



私の中の佐久間さん情報の中に、また一つ加えられる。






―――――――――彼は私の事が好き。


< 230 / 245 >

この作品をシェア

pagetop