微笑みはいつまでも
運は私に ほほえみかけた
携帯に着信音が軽やかに・・・

その着信者とは

中学時代のからの大親友のしおりからだった


「オッコ~元気! 同窓会の案内状そっちにも届いた? もちろん行くよね

なんたって 卒業して以来だから 16・7年ぶりになるかな みんなに会えると思うと

今から楽しみだねぇ」


電話の向こうでは しおりが子供のようにはしゃいでる

しおりとはしえ反対に重い口調で答えるオッコ



「それがねぇ ちょうどみみかの誕生日の日じゃない 今年は日曜日とも重なって

実家でお誕生日会を開くことになってるのよ」 




同窓会に出席したい気持ちは しおりに負けないくらい表現したいオッコ

でも みみかの誕生日会を 中途半端にしてまで出席はしたくない

そんな元気のないオッコに しおりは



「そっか~ みみかちゃんの誕生日だったね それははずせないね

でも お誕生日会はお昼でしょ! だったらオッコだけ夕方早めに切り上げて

それから 同窓会にってことも 出来るじゃない? だめなのかなぁ」



なかなか しおりの提案も捨てたものじゃない



「でも・・・ お母様がなんて言うかなぁ あるしんと相談して」お母様にも話してみるね

まだ もう少し時間もあるし・・・ 必ず行けるようにチャンスをつかんでみるわぁ」



電話を切ると

はぁ~****と重い溜息をひとつ

リビングのソファにどっぷりと座り込み そんな二つの思いを繰り返しながら

考え込んでいるオッコ

気づけば そろそろ夕食の準備を始めなければいけない時間

重い腰をソファから持ち上げると またまた 形態の着信音が・・・♪


その着信音とは・・・なんとお母様からではないか!

いったい何の用で 今日は何かしら また夕食のおすそ分けかしら・・・

お母様は オッコの携帯によく電話をかけてくる



「はい 央子です お母様 こんにちは」



「オッコさん 突然なんだけど みみかちゃんのお誕生日会の日

夕方から別の約束が入ってしまって それがね 大学時代の同窓会なのよ

今日案内がきてね  

みみかちゃんの お誕生日会は もちろんしましょ でもね どうかしら

早めにお開きってのは どうかしら どうしても この同窓会 参加したいのよ

わがまま言って 悪いのだけど   モチロンお誕生日会の準備はまかせて!

お昼少し前から始めましょ  ねぇ オッコさん」



機関銃のように一気に話すお母様に 唖然とするオッコではあったけれど

すかさず あ~チャンス!



「大丈夫ですよ お母様 夕方までには終わりましょう

懐かしい同窓会楽しんでいただきたいですから」



「あら そう ありがとう じゃまたね オッコさん」



はぁ あっさりとしたものだ でも・・・でも・・・これで私も

同窓会に行けるチャンスは与えられた


ありがとう お母様!


運は私に ほほえみかけたのだ オッコはそう思った 




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