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義兄、藤堂恭介。
名門大学に通う20歳。

私の母が再婚した男の一人息子。

父親は国会議員、藤堂壮太郎。
家にはあまり帰ってこない。
母、琴美もその男と毎日ホテル暮らし。

私に用意された
借り物の家族、借り物の部屋。

許可されたものは無く、
義務だけ課せられる生活。

逃げれば追われ、
死ぬことなど許されない。






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