もし、8年ぶりに会った幼なじみが私のことを忘れていたら。




「…っ、梨華。今日さ、学校着いたら梨華と美音と私で授業サボっちゃおうか」







え?

何言い出すの、晴奈は。






「私と美音で、梨華の悲しみを受け止めたる!」














「は、るな……ありがと。ほんとにありがと」





「大丈夫大丈夫!私も田中くんにフラれたらこうなるだろうし!
お互い様!助け合わなきゃ、親友でしょ?」








良い友達を持ったな…。





もうさっきまで頭がごちゃごちゃになってたけど、だいぶ落ち着いてきた。


< 26 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop