ドナリィンの恋
佑麻は、マムに話しかける。反応はない。次にマムを床の上に上向けに寝かせると、片手を額に当て、もう一方の手の人差指と中指の2本をあご先に当てて、頭を後ろにのけぞらせた。気道確保を終えると佑麻は、自分の顔をマムの胸の方向に向けながら、頬をマムの口と鼻に近づける。マムの胸や腹部の動きがなく、呼吸音も聞こえず、吐く息も感じられない。
「ドナ、救急車を呼んだが?」目を見開き固唾を飲んで、佑麻のことを見守っていたドナだったが大きく「Opo!!(はい!)」と返事をする。
「ならば、AED(自動体外式除細動器)を探して来い。必ず銀行にはあるはずだ!それから、銀行のスタッフに言って、マムを周りの人から見えないようにカーテンで囲ってくれ。」
ドナは、叫びながら銀行のスタッフに指示を飛ばすと、みずからも駆け回ってAEDを探しまわった。
佑麻はマムの気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差指でマムの鼻をつまみ、自分の口を大きくあけてマムの口から空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込んだ。マムの胸が持ち上がるのを確認すると、いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込む。2回の人工呼吸の後、ただちに胸骨圧迫を開始。胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫し全身に血液を送る。強すぎれば肋骨が骨折することを意識し、加減しながら胸骨圧迫を30回連続して行った。そして再び人工呼吸を2回。この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30対2のサイクル)を、絶え間なく続けていると、佑麻のもとにAEDが届けられた。
「ドナ、救急車を呼んだが?」目を見開き固唾を飲んで、佑麻のことを見守っていたドナだったが大きく「Opo!!(はい!)」と返事をする。
「ならば、AED(自動体外式除細動器)を探して来い。必ず銀行にはあるはずだ!それから、銀行のスタッフに言って、マムを周りの人から見えないようにカーテンで囲ってくれ。」
ドナは、叫びながら銀行のスタッフに指示を飛ばすと、みずからも駆け回ってAEDを探しまわった。
佑麻はマムの気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差指でマムの鼻をつまみ、自分の口を大きくあけてマムの口から空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込んだ。マムの胸が持ち上がるのを確認すると、いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込む。2回の人工呼吸の後、ただちに胸骨圧迫を開始。胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫し全身に血液を送る。強すぎれば肋骨が骨折することを意識し、加減しながら胸骨圧迫を30回連続して行った。そして再び人工呼吸を2回。この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30対2のサイクル)を、絶え間なく続けていると、佑麻のもとにAEDが届けられた。