モノクロの世界
一章 幼なじみ
私が3歳の時家の隣に5歳年上の男の子が
引っ越してきた
「初めまして大谷拓です」

これが私と拓兄ちゃんの出会い…

「…初めまして」
私は拓兄ちゃんとの出会いを今でも鮮明に
覚えている。
身長は拓兄ちゃんの同学年よりも少し高く
目はぱっちりしていて…
笑った顔は女の子よりも可愛かった。
言わば美少年だったのだ。

「名前…何て言うの?」

「しずく…です」

私に向けられた眩しすぎる笑顔に
自分の名前を言うので精一杯だった。
我ながらあの頃の自分はちょっぴり
ませていたと思う。

「しずくちゃんって言うんだ!!可愛い名前だね。僕しずくちゃんの名前…好きだなぁ」

こうして私と拓兄ちゃんは仲良くなった。
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