涙が枯れる日 Ⅰ【完】
ファミレスに入って私はパスタ、お父さんはドリアを注文した
「しかし桜花もおっきくなったな」
「でしょ」
お父さんはいつまで私を育てていたのだろう………
私は気がついたらお父さんの居ない生活をしていた……
そりゃ、私も小さい時はお父さんが居なくてママに聞いた事もあった
でも、その度にママは“あの人は人間として最低“としか言わなかった……
だから私はお父さんの事を聞かなくなった
そんな日常だったから、お父さんの存在を気にすることもなかった
だから突然お父さんが現れたから戸惑いしかない……