涙が枯れる日 Ⅰ【完】
愛もなにも無いぺらぺらの関係の癖に……
「知らない。騙されたと思うんならそうずっと思っとけばいいんじゃない?」
私が言った時、雷輝は私を殴ろうとした
しかし…………
「てめぇ、誰の女に手出そうとしてんだ?」
遥斗が助けてくれた
雷輝「邪魔だ。誰に向かってそんな口の聞き方をしてる。死にてぇのか?」
遥斗はその言葉を聞いて笑い出しちゃった………
輝希「何か面白いところでもありました?」
輝希が怪訝そうな目で遥斗を見ていた………
「誰がてめぇらに殺されるかよ」
遥斗の久々の低い声………
今の遥斗のオーラはもう、若頭のものだ……
雷輝「いせぇだけは上等だな」
「おめぇがな。桜花に何かしたら死ぬ覚悟しとけよ?」
そう言って遥斗は私の手を引いて歩いた
後ろで
斗真「あの殺気は一般人じゃないね」
輝希「そうですね」
雷輝「輝希、調べとけ」
こんな話がされている事は知らない