涙が枯れる日 Ⅰ【完】
そんな事を思っていると電話が鳴った………
電話の相手がお父さんでは無く、遥斗だ
「もしもし?どうしたの?」
用事がないと電話をあまりしない遥斗…
「まぁな、明日引越しなんだろ?」
「うん!そんなに今の家から離れないから良かった」
「そうだな、迎えが遠くならなくてすんだ」
「そうだね!まっ、遥斗は寝てるだけじゃん」
「ぅるせぇーよ」
「でも遥斗が居ないと智さんも隆さんも車出してくれないでしょ。だから遥斗も大事だね!」
「あっ、あぁ……」
「フハハ、心配ありがとね!」
「おう」
「じゃまた、引越しが終わったら!」
「じゃーな」