臆病な私でも恋はできるのか。

あなたは誰?





暗くなったかと思えば今度は辺り一面が明るく輝いて見える。

目を擦り起き上がると、目の前に小さな妖精のようなものが飛んでいた。


「何…これ…」


「む!何これじゃないの!私はラブフェアリーちゃんなの!」


「ラブ…フェアリー……恋の妖精?」


「そうなの!あなた少し可笑しな事になってると思わない?」


「え…」


そういえば、声が出しにくい。


「もう!まだ気づかないの?ほら!」


そう言って謎の生物ラブフェアリーが自分より大きな鏡を重そうに私の前に運ぶ。


「えっ…?」


見るとそこには柊くんが居た。
< 13 / 419 >

この作品をシェア

pagetop