臆病な私でも恋はできるのか。
「あのさ、柊くん」
ドンと壁に追いやられ舐めるように下から見られたかと思うとドスの効いた低い声でそう言われる。
女の子ってこんなに怖いもの…なの?
「最近、野茨さんと仲良くしているじゃない?」
「そう…だね」
なぜこんなにも怖いのか、分からない。
「なのに、りおちゃんとも一緒に帰ってる」
「そうだね…?」
確かにそれは事実だ。
だけど、それが何かいけないことなのだろうか。