臆病な私でも恋はできるのか。




「ただいまー…」


少し疲れた様子で帰ってきたとっきー。


「おかえり。で、何だったの」


そう彰人くんが聞くと、


「いや、返事聞かせてって言われた」


頭を掻く様子は、照れて…なのか面倒くさいと思いの気持ちの表れなのか少し分かり辛い。


「何て答えたの」


するといきなりりおが口を開いた。


「え?あー…待って欲しいって答えた」


「へぇ…随分待たせるんだね」


…な、何だかより一層空気が重くなったような。
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