臆病な私でも恋はできるのか。
「着付けは流石に見られないけど、大丈夫だよね?」
一瞬聞こえた見たいけどねの一言は聞こえなかったことにしよう。
「はい!助かりました!鷺草さん!本当にありがとうございました」
髪に軽く手を当てお礼を言うと鷺草は照れた顔をしていた。
「いや、これくらい…っていうか、最近何だか明るくなったよね」
「そう…ですか?」
「物怖じしなくなったよね」
そうなのかな…?でも確かにここに来て周りの環境が変わり、どこか少しずつ自分の中の性格が変わってきているのかもしれない。