臆病な私でも恋はできるのか。
「花火、ここからでも見えるでしょうか…?」
そろそろ花火が打ち上がるというのに、まだベンチに座りゆっくりしている三人にそう聞くと、三人が目を合わせにっと口角を上げ笑った。
「こっち!」
ぐいっと私の手首を掴み歩き出すりお。
「どっ何処に行くの??」
「まぁ、良いから良いから」
もう片方の手を彰人くんにとられ、不思議に思いながら私はあっきーを先頭にする三人について祭り会場に背を向け歩いて行った。