臆病な私でも恋はできるのか。

大事な話





後で渡したいものがあるからと彰人くんがお風呂に入る間、彰人くんの部屋で待っていてと言われた。



「おじゃましまーす…」



誰も居ないのはわかっているけど…一応、ね。



っていうか、つい最近まで私ここ使っていたんだよね。




部屋は私がいたころとあまり変わらずそのままだった。



「あ、抱き枕」



忘れてた。これ前に返してもらおうとして忘れてたんだよね。


後で持って行こう。



抱き枕に少し手を触れると、なんだか抱きかかえてみたくなって彰人くんのベットに腰掛け抱き枕を抱きしめてみた。


気持ちいい…



このまま寝ちゃえそう。


ちょっとだけ…横になっても良いよね…?
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