銀髪と呪眼と赤い外套~夢の競演特別編~
メグに乙女が耳打ちしている間にも、スケルトンの群れはどんどん迫ってきている。

「おい、話まだか!?」

俺が叫ぶと。

「待たせた」

乙女が俺の隣に戻ってきた。

その後ろで、メグは早速召喚の準備を始めている。

「…おい、乙女。何呼び出させる気か知らないけど、本当にそいつを呼び出せば勝算はあるんだろうな?」

俺の質問に。

「ああ」

乙女は力強く頷いた。

「このような多勢に無勢の時にこそ力を発揮する…まさしく私にとっての加護の風だ…!」













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