鏡と瞳



手を引かれて、電車乗り継いで、
たくさん歩いて、着いた先は海。
まあ海に向かってるのは知ってたけど。

「まだ寒いよ。」

まだ5月だよ、水絶対冷たいし。
周りに人いないし。


「入らんでもいい!見るだけ!」

「まあいいけどね。静かで。」






繋いだ手を少し強く握られた。


「どうかした?」


顔を覗き込むと、真っ直ぐ見つめられて
少し戸惑った。


< 17 / 36 >

この作品をシェア

pagetop