死神のお仕事
「私の中の、サエキさんの魂?」
私が魂を貰ったのは、事故にあって死ぬ瀬戸際での事。あの時死神になるかって聞かれて、死神の魂を半分入れる事になって、でもそれがサエキさんの魂だったなんて一言もーー
「え、知らなかった?だからサインしちゃったんだ」
「……」
「てゆーか、前の時より濃くなってない?どっかでまた分けて貰った?オレに食べられちゃったの、あの人相当嫌だったんだね」
「……」
「サエキさん、あんたにすごい執着してる。なんで?あ、それを知りたかったんだっけ」
「でも魂が変わったあんたの事、あの人どう思うんだろうね」なんて言葉も、もうどこか遠くに感じて。
「…あかり?」
とんでもない事をしてしまった、それだけが頭の中を占めていた。