先生、甘い診察してください*おまけ短編集*
緩い雰囲気のまま治療が再開されて。
恐怖心は抜けないものの、さっきよりはリラックスできた。
怖いけど、痛くはない。
櫻田先生も……まぁ、見た目はアレだけど……。
腕が悪いってわけじゃないみたいだし……。
「もうすぐ終わるからな……あっ」
「……?」
櫻田先生が急に何やら意味深な声を上げて、少し険しい顔をした。
次の瞬間。
「んんっ!」
沁みるような独特な痛みが襲ってきた。
しかもこれは、かなり痛いっ……。
「じゅ、純っ!ストップ!」
痛がる私を見て、智也先生が慌ててそう言ってくれた。