先生、甘い診察してください*おまけ短編集*
突然痛みがきて、恐怖心と痛みで自然と涙が出てきた。
診察台が起こされて、智也先生が優しく涙を拭ってくれた。
「よしよし。泣かないで~、陽菜ちゃん」
「せんせっ……」
痛くないって言ったくせに、結局痛いじゃん。
酷い……。
「あの、陽菜ちゃん……ごめん」
櫻田先生が申し訳なさそうな顔をしながら、悲しそうに呟いた。
「見た目は小さかったんだけど、削ってみたら中で広がってて……」
失敗だった。
やっぱり、信用できない。
櫻田先生なんか信用するんじゃなかった。