バンパイヤ×暴走族
最終章

過去

-ティナ-




ー今宵は満月ー

月光の光を浴びて、伸びた髪が風になびた扇ようにキラキラと輝く。




彼女_ティナは屋根の上で月を見ていた。
皆はリビングにいる。



ピザを頼んだと言っていたな…。


爪の手入れ伸された手を見つめた。



ー仲間…してくれるかな??ー




必死だった。


彼女も…。

また…『裏切られる』…かもしれなかった。




中学のとき、両親を殺してしまい。



ボロボロだったティナを押しつぶしにかかったのは…信じていた友達だった。




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