夢色、虹色、涙色
電源を切っているハズの携帯を、気にしているのは感じている。

一体どうしたらいいのだろう。
一緒にいる時ぐらいは考えたくないのに、考えてしまう。
彼は、こんなことしていていいのか?
私は、邪魔をしていいのか?





「俺、、、帰るよ。
どうしても会いたくて、どうしても、言わないといけないことがあって」

「なに?」

「うん、俺さ」

「同棲するんだ」

そうなんだ。漠然と思う。


「お客さんと?何で?必要あるの?」

沈黙の後、リョウが静かに話だす。

「彼女が望んでるから、、、」

「俺は早くホストを上がりたいんだ。あいつが俺をNo.1にしてくれる。恋愛感情を求めてない子もいるけど、俺はお金で飼われてるんだよ。
だから望んでるなら、そうしないといけない。
最低だけど」

何も言えなかった。
実際に支えているのはエースの彼女で、私は何も出来ない。

「ちゃんと言いたかった。軽蔑されても。あと1年で、上がりたい。ごめん」

そうだね。頭では理解している、
私もそれがリョウの為だと思う。
覚悟を決めるって決めたんだよね。

「わかった。それがリョウの為だもんね」

「頑張ってね、リョウ」

本当はこんなに物わかりがいいわけじゃない。
でも、。






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