不器用な恋愛

「私…ね,初めは溝内くんが望の弟だって知らなかったの。
本当に何も…


でもね?あなたがバスケをしてる姿を見たとき…思わず望と重なったの。


シャッターを切らずにはいられなかった…これは事実。」


岩崎瑠璃は俺の顔を見て話さない。


むしろ見ないようにしてると言ったほうが正しいかもしれない。


―やっぱり重ねてたんだ…


いきなり現実化して胸が苦しくなった。


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