君が笑うとき
座って最初に気がついたのは


前よりさらにのびた麻由の長い髪…。


その髪に触れながら言った。


「それにしても、お前、髪の毛のびるのはやいよな」


「…え?まあ~…」


「お前、絶対エロいな…。髪の毛早く伸びるのってエロい証拠だし」


「エロくないし!それには何の根拠もないもん~」


舌を出し、少し怒ったような顔をしている麻由の髪の毛はもう肩より20cm以上長くなっ
ていて、少し邪魔そうに見えた。


「お前は紫式部かっ」


「…意味わかんない」


変なツッコミを入れる俺に、彼女は笑った。

< 34 / 201 >

この作品をシェア

pagetop