君が笑うとき
午後9時。


俺は適当な服を着て、家を出た。


タクヤと約束した場所まで着くと


「おーい、こっちこっち!」


ど、タクヤが手を振りながら叫んでいた。


「ここで合コンやるの?」


俺が尋ねる。


明らかに…合コンやる場所ではないくらい、やけに広いところだった。


タクヤはニヤニヤしながら「うん」と答える。


そう言われてその建物に入ると俺はガクッとする。


これのどこが合コンだよ…


ただの「男」と「女」のパーティっぽいものになっている。


目の前には10人くらいの女、女、女…。


男は…俺、翔太、タクヤの3人。


明らかに比率がおかしいだろ…
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