彼の『好き』は私、限定。
「……は?」
女?降ってきた?
マジかよ…
すると女は困惑しながら
教室の外の冷たそうな女に話しかけた。
「ひどいよ、夏目~!」
綺麗な声の女。
思わず聞き入っていると
降ってきた女の友達が
「わりぃわりぃ♪」
そう言って笑う。
…女の友達はなんだか
外見と性格が全然違って、一致しない。
変な奴らだな…
そう思って改めて女とその友達を見ると、
両方整った顔立ちをしていた。