いい加減、好きって言わせろ


「うん」

1度星真くんの家に行ってから電車で遊園地に向かうことになった

星真くんの家はマンション

茶色で統一された可愛らしいお家

「ちょっとそこら辺でゆっくりしといて」

私は、TVの横にひっそりとたっている写真立てが目についてゆっくり近づいてみた

小さい頃の星真くん……かな?

可愛いなぁー


さっき見た無邪気な笑顔の面影が残る人懐っこい笑顔

「お待たせ」
そこに立っていた星真くんは細身のジーパンがよく似合うなんとも鼻血の出そうな姿

「わ、ぬぇむぅ」

何語だ!? 何か言おうとするけど、見とれてて目が泳いでしまう

「バーカ、あんま見んなよ」

星真くんは顔真っ赤

「…………可愛い」

「バーカ、男が可愛いなんて言われて嬉しいと思ってんのか?

次カワイイっつったらお仕置きだからな?」

真っ赤な顔を隠そうとしているのか顔をそむける星真くん

でも、真っ赤なお耳が見えてるよ♪

赤面隠して、赤耳隠さず……ナンチャッテ

ひとりで笑っていると、元に戻った様子の星真くんからナイフの一言

「頭おかしいんじゃねぇの?」


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