俺様常務の甘い策略
「結構よ。あんたの知り合いなんて、女癖悪いのばっかりじゃない」

藤堂も日替りランチのように女を取っ替え引っ替えしてたけど、こいつの友人たちも類友なのかかなり女ったらしだった。

藤堂と関わるのが嫌で軽くあしらうが、彼はそんな私の態度を面白がるように見て私との距離をつめてくる。

「でも、秋月が欲しいもの持ってるけど。金とか地位とか」

私を蔑むような視線。

こいつは私が裕福ではないのをよく知っている。

そして、実家が貧乏な私が玉の輿を狙ってる事も知っている。

「自分の男ぐらい自分で見つけるわよ!」

「どうかな?折角年甲斐もなくピンクのワンピ着て可愛さをアピールしたのに、たいした結果は得られていないんじゃないかな?端で見ていて痛々しいよ。年を考えたら?」

藤堂が馬鹿にしたように私を笑う。

「痛々しくて悪かったわね!」

でも、男って甘いテイストの女に弱いじゃないの!

可愛い女を演じて何が悪いのよ!

「俺に接するみたいにもっと素で勝負したら?案外物好きがいるかも」

藤堂の目が悪戯っぽく光る。
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