アバター2
イージス艦ミカサ
護衛艦みかさは、北朝鮮の核武装に対抗して海上自衛隊最新の第三世代イージス艦だ。
核弾頭を撃ち落とせる迎撃ミサイルSAM6、最新のソナーシステム、小型戦闘潜水艦一隻、戦闘ヘリコプター二機、F35垂直離着陸機一機、戦車型上陸揚挺二艘を搭載している。総員250名。排水量1万3千トン、自衛隊最大の護衛艦だ。一隻で北朝鮮海軍を殲滅する能力がある。


艦長の石場は、液晶画面を見ている。
横須賀の艦隊司令部からメールが届いた。

【……危険なアバターウイルスの被害が増大している。このウイルスはインターネット、携帯電話を媒体として、人間の脳を洗脳してしまう。アバターが画面に写し出されたら。目を閉じるか、端末の電源を切ること……。
警察庁が配布しているアバターワクチンをダウンロードして必ずスインストールする事】

「バカな、そんなウイルスがこの世に存在するのか?」

側にいた副長が、
「半年前、警察庁がサイバーテロ攻撃をうけたそうです。犯人は不明のままだそうです。念の為に通達を出してきたのでしょう。あれから一切、アバターウイルスは発見されてないと聞いております」
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