めくるめく恋心
あれから数日、右京から言われた事を何度も考えた。

今まで右京みたいな事を言ってくれた人はいなかった。「欄だししょうがない。」って言われて、その言葉に甘えて、高飛車になっていたんだなと思った。

_知らない内に色んな人を傷つけてきたんだろうな……私……。


「ねぇ、右京呼んでくれない?」

「は、はい!!」


右京は廊下に居る私を見つけて席を立った。無視かれるかもと思ってたけど、話してくれるみたいで安心した。


「何だよ。」

「あれから色々考えて、右京の言う通りだなって思った……。 ごめんね。」

「俺に謝ってどうすんだよ。」

「あ、そっか、そうだよね。 ありがとうなら受け取ってくれる?」

「は? お礼される事もしてねぇけど?」


_そんな事ないよ。 右京に感謝してる。 右京は思ってる事を言っただけかもしれないけど、私の胸にはその言葉が響いたんだよ。


「あんな風に言ってくれる人今までいなかったの。 自分の悪いところに気付けたのは右京のおかげだから……ありがとう。」

「俺もキツイ言い方して悪かった。」


そう言って右京は私の頭をクシャりと撫でた。その時の顔が優しくて、胸がキュンキュン鳴り始めた。

_右京のこれって素!? それとも計算!?

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