俺、兄貴になりました③
玄関を開けた俺に待っていたのは、パァンという派手なクラッカー音と、弟達の満面な笑みだった。
ポカンと意味が分からないとばかりに口を開けている俺をよそに、弟達はハッピーバースデイの歌を歌い始めた。
「やっぱり翔にぃ誕生日のこと忘れてたな!」
「予想通りー!」
誕生日…。
「あ!!俺、今日誕生日じゃん」
「「だから、さっきからそう言ってるじゃん」」
呆れたとばかりに俺を見る弟達。
すっかり忘れてた…。