期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
半泣き状態になった私に千秋君は一つため息をついた。
「仕方ない。どんな現実が待ってても受け止められる?」
それってつまり、千秋君は何もかもを知っている。
そういうことで
それが私にとって、つらいことだという事も…
知ってるようだった。
「たぶん、兄さんはお昼過ぎには父さんのお墓に行くって言ってたな…」
「前社長の…お墓?」
「うん。なんか、報告することがあるみたいだけど…」
報告ってまさか、菜穂さんとの結婚を…?
やっぱりあの噂は…
真実だったの?
「そこを狙って会いにいく?」
顔色が変わっていく私の横で
千秋君はただ、もう一言「だから俺にしておけば良かったんだよ」と呟いた。