期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
もう、その言い回しは私の失恋の確定が決まっているようにしか聞こえない。
「千秋くんはなんで私のそばにいるの…?」
「…言わせるの?」
「聞きたいんだよ」
「ちょこが1人で泣かないため。」
その一言で
私の心のど真ん中に、大きな大きな風穴が開いた。
それはあの日
両親の訃報を知らされた時のような
一瞬の心の大事故。
ぽとぽと
こぼれ落ちる涙が私の膝を濡らしていく。
「だから言ったのに…」
そう言って、優しく抱き寄せられた。
その胸に委ねるように顔を埋めた。
そんな時
不意に玄関のドアが開いて
涙でぼやけた視界に
千洋さんの姿が映って
こぼれ落ちた。