『雲に隠れし夜半の月』
式部香子は、校長室に案内されて挨拶する。

「えーと、式部香子さんですね、校長の藤原です、それでは担任
の先生の案内にしたがってください、」

校長は、学生名簿を見ながら担任を呼ぶ。

「おはよう、担任の小野乃です、よろしくね、式部さんごめん、
制服まだなの今日中には届くと思うので私服で我慢してね、」

式部は、担任の小野乃のあとに着いて行く。
校舎の二階になる、二年『さくら組』の教室に入って行く。

朝のホームルームの時間で、生徒全員が席に着いていた。
担任の小野乃町子は、黒板に式部香子の名前を書いて。

「はい、今日から、この学校に転校してきた、式部香子さんです。」

イタリアからの帰国子女であると小野乃町子は、生徒たちに話して聞かせる。
それを聞いて、驚く生徒であった。

「今日から、お世話になります。式部香子です、」

「えーっ、日本語できるじゃん、」と生徒たちは、騒いでいる。
小野乃町子は、教室を見渡していた。

すると、
「はーい、ここ空いています。」

男子生徒が手を上げて、指差して言った。
式部は、ちょっと驚きながら、その空いてる席に着いた。
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