夢色約束
「光くん、ちょっといいかな」

昼食が食べ終わり、屋上で過ごしていた私たちに、光の隣の席の奈留ちゃんが言ってきた。


「なにかよう」


「ちょっとだけでいいんだけど…」


「…」

黙って動こうとしない光。

奈留ちゃんが困ったように私を見た。

え、こっち見るの…!?

どうしよ…


「香里奈ちゃんからも、何とか言ってくれない?」

え、私!?


「…」

光も私を見つめた。

え、光まで…。

仕方ないな…


「…行ってあげたら?光」


「…お前はそれでいいんだな」

少し俯いて言う光。


「光…?」

どういうこと?


「……なんでもない。行くぞ」

光は奈留ちゃんに言って、二人で屋上を出て行った。



「香里奈…」

由羅が心配そうに私を見た。


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