隣のあなた。…運命の人と…
「君はいつも、この時間にはいるのか?」
『…えぇ、まぁ……』
「そうか、ならまた来るよ」
付き人らしい男が頭を下げ
じいさんと二人、居なくなった。
なんだったんだ……
また来るって、住んでないのか?
その日から
じいさんとよく話すようになった
「自己紹介してなかったね」
そう言って、じーさんは名刺をくれた
『大蔵……って、あの大蔵財閥?』
日本で有名な金持ちだ。
そんなじいさんが
こんなマンションを買うのか?