隣のあなた。…運命の人と…
「敦司……紗織と別れるか?」
『っ…何言ってんだよっ!紗織と別れるなんて絶対ねぇ』
「……なら、これからどんなことがあっても紗織の手を離すな。誰に何を言われてもだ。お前に紗織しかいないように、紗織にもお前しかいないんだ……」
『……わかってるよ、んなこと』
「お前の着替え必要か?必要なら持って行くぞ?家に残ってるやつだが……」
俺は親父に着替えを頼んで電話を切った
血だらけの上着とネクタイを取る
顔を洗いまた処置室の前に戻った。
どのくらい経ったか……
処置室から女医が出てきた
「水島さんのご家族の方?」
『あ、はい。あ……婚約者です』