隣のあなた。…運命の人と…
『また来たのかよ、じいさん』
じいさんは会うたびにやつれていった
「そう言うな」
そして、いつものように
高い酒を頼んで付き人が飲む。
『じいさん……一目惚れってしたことある?』
あれからずっと、モヤモヤしていた事を
じいさんに聞いてみた
「若い頃にな……一目惚れして、毎日毎日、恋文を書いて……やっと叶った。それが亡くなった家内だったよ」
『まじかよ、じいさん凄いなっ』
「この人だと思ったからな……」
「君も……諦めたらダメだ」
「人生、一度きり。後悔先立たずだ」
そう言ってじいさんは笑ってくれた