隣のあなた。…運命の人と…
「元気にしてますか?」
冴島が聞いてきた
紗織の事だ……
『ん?誰?俺?俺は元気だけど……』
「違います……彼女、元気にしてますか?」
『…彼女?…紗織の事ですか?』
『先日、退院して元気にしてますよ』
俺が言うと冴島は少し焦ったように言う
「退院って、どこか悪いんですか?」
……こいつ、何も知らねぇんだ
なんてバカなやつ……
『冴島……紗織には俺がいる。早く忘れて家族を大切にしてやれよ』
『……紗織もそれを望んでますよ』
冴島は何も言わない。
『紗織には二度と近づくな……あまりしつこいと……出るとこでるぞ?』
それでも、冴島は返事をしなかった。
俺はそのまま喫煙室を出た。