隣のあなた。…運命の人と…
そして次の日……
じいさんにいつも付いた
若い男がいた
「お久しぶりです」
『あ……どうも』
『じいさん、元気にしてんの?』
俺の言葉に少し悲しい表情をしていた
『まさか……』
「会長は三崎様との時間を何よりも楽しみにしておりました。最後にお会いできなくて残念がってました」
『……いつだ……いつ亡くなった…』
俺が聞こうとすると
部屋のテレビから速報ニュースに変わる
「ここで臨時ニュースです!大蔵財閥の創業者である……」
ニュースで本当なんだと思った。