隣のあなた。…運命の人と…
紗織は我慢していただろう
頬に涙がつたってる
『あっ、嫌だ…ごめんなさい』
涙を拭うけど、なかなか涙は止まらない
紗織はしゃがみこんでしまう
泣くのだって我慢していたのか
俺は紗織のそばにいたいと思い
少し距離はあるが
紗織のベランダに飛び移った
そして、泣いている紗織を抱きしめた
「えっ、あ、あつしさん」
『いっぱい泣いていい』
俺は紗織の背中をポンポンと
子供をあやすようにする
「敦司さんっ、飛び越えたら。…あぶないですよっ……」
ったく、泣きながら
何心配してんだよ……