隣のあなた。…運命の人と…


紗織は我慢していただろう
頬に涙がつたってる


『あっ、嫌だ…ごめんなさい』


涙を拭うけど、なかなか涙は止まらない


紗織はしゃがみこんでしまう


泣くのだって我慢していたのか
俺は紗織のそばにいたいと思い
少し距離はあるが
紗織のベランダに飛び移った


そして、泣いている紗織を抱きしめた


「えっ、あ、あつしさん」


『いっぱい泣いていい』


俺は紗織の背中をポンポンと
子供をあやすようにする


「敦司さんっ、飛び越えたら。…あぶないですよっ……」


ったく、泣きながら
何心配してんだよ……
< 39 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop