隣のあなた。…運命の人と…
それでも俺は消毒する
『見ないから』
そう言って俺は荷物の中から大きめのバスタオルを渡し
部屋を暗くし、月明かりだけにした。
観念したのか
俺に背を向けてタオルで隠すように脱ぐ
巻かれているタオルの中に手を入れ
背中から前と消毒した
紗織を抱きしめる形になる
「くすぐったい」
笑いながら紗織は言う。
消毒の手が胸に当たった時……
見た目以上に
胸のミミズ腫れが腫れている
俺は紗織をしっかり抱きしめる