隣のあなた。…運命の人と…


それでも俺は消毒する


『見ないから』


そう言って俺は荷物の中から大きめのバスタオルを渡し
部屋を暗くし、月明かりだけにした。


観念したのか
俺に背を向けてタオルで隠すように脱ぐ


巻かれているタオルの中に手を入れ
背中から前と消毒した


紗織を抱きしめる形になる


「くすぐったい」

笑いながら紗織は言う。


消毒の手が胸に当たった時……
見た目以上に
胸のミミズ腫れが腫れている


俺は紗織をしっかり抱きしめる
< 52 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop