隣のあなた。…運命の人と…
行くぞっと
紗織に手を差し伸べると
躊躇なく、その手を取ってくれる
エレベーターを降り
俺たちの姿を見たコンシェルジュは
和かに送り出してくれる
前なら、それも嫌だったかもしれない
けど今は紗織がいるから……
これからは紗織と一緒だから
嫌な気分にはならない
俺は行き先を告げずに歩く
この道は紗織の通勤路
ショッピングモールが見えてきた
紗織は驚いた様子だった。
そりゃ、そうだ……