願い橋。【短編】
昔々ある所に二人の若い男女がいました。


二人はある橋の上で出逢い、ある些細な事で大喧嘩を始めました。


それからというものの、二人会う度に些細な事で喧嘩を始める犬猿の仲となりました。


しかし年月が流れ次第に二人は惹かれ合うようになりました。



しかし、その男は遠く離れた故郷に戻る事となり、二人は逢う事が出来ないまま月日は流れていくばかり。


そこで女の人は二人が出逢ったあの橋の上で毎日願いをかけました。


"もう一度あの人と出逢えますように"




更に時は流れ、橋の上で二人はやっと再会する事が出来ました。



しかし、お互いに気持ちを伝える事が出来ないまま立ち尽くしていると、強い風が吹き、女の人の髪にこの葉が付きました。


男の人がそれを取り、ふと二人の目が合ったのです。


そこでやっと気持ちが通じ合い、二人は末永く幸せに暮らしたのでした。



本当のような嘘の話、嘘のような本当の話。
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