涙恋~あかりside~
 父さん、ごめんなさい!
 父さんごめんなさい。
 ゆるして下さい。

私の耳元で彼は震えながら小さい声で
囁いた。

わたしはただただ背中を撫でることしかできなかった。

彼から貰った痛みは、彼の辛さ比べたら
痒いぐらいだと私は思った。 

その場でしゃがみ込み彼をギュッと包み込んだ。
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