離してなんてあげねえよ



「美嵩」


陽暮が途端に呟いた



横にいた教師が驚く


「陽暮君!?」


先生の前で私を呼び捨てにしたら



「いつもみたいに陽暮って呼んでよ」



「…!!?」


「み…美嵩先生!!これはどういう事なんですか!!」


教師がしどろもどろに言う


私にもわからない



唐突に陽暮がそう呼んだのだ



「どういう事って…こういう事だけど?」



グイッと陽暮に引っ張られて、唇と唇が柔らかく重なった



「…っ!!」


「美嵩先生っ!!陽暮君!!」



私はそのまま陽暮から引っ張られて、式場の外に出て行った






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