Hazy moon night
あの時ハヤテは、メグミに騙されていたとか、裏切られたと言う思いが強くて、メグミが何を言おうとしていたのか考える余裕もなかった。

よくよく考えてみればメグミはあの時、浅井に対して、結婚は考えられない、と言っていた。

ハヤテはメグミが浅井にされるがままに体を弄ばれて感じている事にショックを受け、自分との事はすべて、浅井の代わりだったのだと思っていた。

(ホントに好きだったとか…今更過ぎて言えないよ…。)

どんなに忘れようとしても、メグミとの思い出は、ハヤテの中で消える事はなかった。

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