隣の席のみなみくんは笑わない
そこまで年は喰っていないだろうに、なぜにここまで老けて見えるのかが、あたしが入学した頃からの七不思議のひとつである。
「せんせー!!みなみくんが風邪をひいております!!なのでこの田中はな!責任をもって看病に専念致しますです!!はい!!」
「いや、誰も頼んで……」
「では!!いってきますっ!!!」
塩水に敬礼をし、小言を聞く前にばびゅんと教室を後にした。
みなみくんの手をひいて。