隣の席のみなみくんは笑わない
────トントントン、
今度はもう一度、先程よりもわかり易く大きく、肩を触られた。
誰?あたしに何の用?
少しの怯えと、少しの期待。
そのどちらもがないまぜになった感覚に、あたしは戸惑いながらも振り返った。
そこには、幼稚園からの腐れ縁であり、現在クラスメイトの田中華が満面の笑みであたしの真後ろの席に座っていた。
『ね!まなかさん!あたしと一緒に修学旅行回らない??』
『…………………………は?』
予想外すぎる人物と、唐突すぎるその言葉に、あたしは自分でもびっくりする程の呆れ声が喉を次いで出た。