シンデレラタイム
おじさんは仕事でしょ。
千花ちゃんは大学。
柊大も学校あるし。
まさかのおじさん来てくれるの?
いや、確か今日って…。
「電話で話した方は男性だったわよ。」
「それって若い感じですか?それとも老いてる?」
「さあ…。若い印象だったけど。」
ちょっともう嘘でしょ!?
ちょうどよく保健室の電話が鳴る。先生が誰かと会話してから静かに切った。
「お迎えの方見えたようだからお連れしてくるわね。帰る準備できてるわよね?」
あたしが寝てる間に安田がまとめてくれた荷物は手元にあるから帰れるけど…。
「えー!光里の家族見たい!」
「何もいいことないよ。」
そう。本当に。
なんっもいいことないんだよ。
千花ちゃんならいいのに。
悪魔が保健室の扉を開けた。